英語の教材を購入したり、英会話スクールに通ったりした人に、宣伝通りの効果があったかと尋ねると、多くの人は「いいえ」と答えるでしょう。1ヶ月でTOEICのスコアが200も上がることや、2週間で英語のリスニング力が飛躍的に向上することは滅多にありません。つまり、英語の教材や英会話スクールの広告の多くは、単に目を引くためのものでしかないということです。


英語に限らず、語学の学習では短期間で簡単に目覚ましい成果が出るケースはほとんどないでしょう。しかし、できるだけ簡単に英語を身につけたいと思う人がたくさんいるのも事実です。したがって、「簡単」「短期間」というキャッチコピーに惹かれてしまう人が多いのです。


巷に溢れるこのような勉強法は、あまり期待できないと考えておいた方が良いでしょう。もちろん、人によってはその勉強法が適していて、英語力がグッと上がることもあるかもしれませんが、誰でも簡単にという勉強法はないと思います。そんな勉強法があるとしたら、英語だけでなくフランス語やオランダ語も簡単に習得できるはずですが、そのようなことを宣伝している教材はおそらくないでしょう。


また、その教材を作っている会社の人は、必ずしも英語がペラペラということもないと思います。社員の誰かが、その教材で簡単に英語を習得できたという実績もないでしょう。英会話ができるようになりたいと考える人が増えたことにより、英語学習業界に都合のいい情報ばかりが流されてきたのかもしれません。