そもそもヒトの言語というものは、大脳の中のある特定のプロセスを経て初めて理解されるのです。何気なく日常使っている母語であっても、インプッ卜された言語刺激は大脳で処理されて蓄積されていきます。英語学習の方法を述べる前に、ここでごく簡単に大脳内のこのプロセスを説明しておきましよう。

大脳の中には言語中枢があり、2つの領域に分かれています。1つは言語を受け身的に理解することを担当しており、発見者の名前をとってヴエル二ッケ中枢と呼ばれています。他の人が話した言葉はここに入ってきて理解されるのです。そのそばにもう1つの領域、すなわち言語を能動的に使うことを担当するブローカ中枢があります。同じく発見者の名前をとってこう呼ばれるのです。ここでは、のどや唇、舌などを動かして言葉を発する指令がなされるのです。この2つは隣り合わせに怠っており、お互いに相互作用をしながら機能しています。