英語を上達させる方法として、サイトトランスレーションという練習方法があります。特に、通訳をする時には欠かせないトレーニング方法と言われていますが、英語学習をしている人が行ってももちろん効果があります。サイトトランスレーションは、名前の通り「sight(見る)」「translation(翻訳する)」で、見ながら日本語に訳すというトレーニング方法です。まず、今まで読んだことのない英文を用意します。英文は何でも構いませんが、BBCなどのニュース記事から英文を切り取ることが多いそうです。英文の記事を読みながら、スラッシュを入れていきます。意味の区切りになるところでスラッシュを入れますが、初めてサイトトランスレーションを行う場合には、3語程度の短い固まりでも構いません。慣れてきたら、8語程度の長い固まりで切っていきます。ただし、前置詞や名詞の間など、切って意味が変わってしまう(伝わらなくなる)場所で区切ることはやめましょう。次に、区切った固まりごとに、前から英語で音読し、次いで日本語として声に出していきます。声に出すことで、記憶にも残りやすくなります。音読するときに、英文の意味が分からない、その場で訳せないということもあるかもしれません。しかし、とにかく最後まで一息で読み切ります。分からない時点で前の文章に戻ってはいけません。サイトトランスレーションをやっていくと、日本語と英語の語順が、全く違うことに気がつくと思います。英語は「主語・目的語・動詞」という並びですが、自然な日本語の並びはこれに限りません。英語と日本語の語順を体で覚えていくことで、自然な翻訳能力が身につきます。また、速読をする力も身につきますので、TOEICの勉強などをしている場合にも効果的です。